オートチューンとは
オートチューンとは、音声を矯正する音楽ソフトウェアです。
歌声を正しい音程に矯正してくれますが、強めにオートチューンをかけると、声がケロケロした音質になります。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの曲をイメージしていただくと、それがオートチューンのかかった歌声です。
オートチューンという技術が登場したことで、これまでは音程をとって歌うことができなかったラッパーでも、簡単にメロディを取り入れることが可能になりました。
初めてオートチューンを積極的に用いたアーティストとして知られているのはTペインです。その数年後には、カニエ・ウェストやリル・ウェインといったトップレベルのラッパーも使い始めたことで、一気にオートチューンを使用するアーティストが増えました。
オートチューンを使うアーティストが増えすぎたことを揶揄してジェイZが「Death Of Autotune」(意訳:オートチューンの死)という曲を発表しましたが、その後もオートチューンの利用は広がり続け、現在では、メインストリームのラッパーの大多数がオートチューンを利用しています。
オートチューンとトラップの相性の良さから、トラップのトラック(ビート)の上でオートチューンをかけて歌うラップジャンルが最近はヒップホップにおけるメインストリームになっています。発音を崩してオートチューンをかけるラップをマンブルラップ、エモーショナルで内省的な内容を歌うラップをエモ・ラップといいます。
written by @raq_reezy
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