ポーカーで上達したいなら、Poker Snowieがおすすめ!
記事の目次
スターティングハンドとは
スターティングハンドとは、各プレイヤーに配られる2枚のカードのことです。
ポーカー(テキサスホールデム)の場合、スターティングハンド2枚とコミュニティカード5枚中3枚を組み合わせて役をつくります。コミュニティカードは全プレイヤー共通のため、スターティングハンド2枚こそがお互いの勝敗を分けるカードであり、非常に重要です。
あらゆるスターティングハンドでゲームに参加すると、あっという間にチップを浪費してしまいます。そのため、ある程度、勝てる見込みのあるスターティングハンドに絞って(それ以外はフォールドして)、期待値の高いゲームに参加することが大切です。
まずは、ポーカーにおける代表的なスターティングハンドを学びましょう。

ポケットペア、ビッグカード、AXs、スーテッドコネクターなど、ポーカーにおいて頻繁にプレイされる代表的なスターティングハンドを解説しています。
スターティングハンド表とは
スターティングハンド表の解説
スターティングハンド表とは、「自分がどのポジションであれば、どんなスターティングハンドでベットするべきか」という定石を表にしたものです。
ポーカーを遊ぶ際には、まずはざっくりとスターティングハンドを覚えて、その通りにプレイすることで成績の向上が見込めます。
このウェブサイトで取り扱うスターティングハンド表は、Poker SnowieというAIソフトウェアが膨大な数のハンドをこなして、リターンの期待値が良くなるように最適化されたスターティングハンド表です。
スターティングハンド表の見方
スターティングハンド表は、以下のような見た目をしています。

スターティングハンド表の見方(1)
スターティングハンド表のそれぞれのマスは、特定のスターティングハンドを表しています。
- ポケットペア:A♦︎A♠︎など
同じ数字の掛け合わせはポケットペアを表します。たとえば、縦軸と横軸のAが交わるマスはAのポケットペアを表します。 - スート:A♠︎K♠︎など
表の右上半分はスート(2枚のマークが同じこと)を表します。たとえば横軸Aと縦軸Kが交わるところはスートのAKを表します。 - オフスート:A♠︎K♦︎など
表の左下半分はオフスート(2枚のマークが違うこと)を表します。たとえば縦軸Aと横軸Kがまじわるところは、オフスートのAKをあらわします。基本的にスートはフラッシュになる可能性があるので、同じ数値だとオフスートの方が弱いハンドになります。
スターティングハンド表の見方(2)
それぞれのマスの色は、そのスターティングハンドを持っているときに行うべき行動を表しています
- 緑色のマス:レイズ
自分のスターティングハンドが緑色のマスのときレイズします - 黄色のマス:コール
自分のスターティングハンドが黄色のマスのときコールします - 白色のマス:フォールド
自分のスターティングハンドが白色のマスのときフォールドします - 数字のマス:ミックス戦略
数字が書いてあるときは、コールやフォールドの代わりに記載されている%割合でレイズします。
スターティングハンド表の利用例

たとえば、上の表に基づいて、ATs(スートのAT:A♣︎T♣︎など)の場合の行動を考えてみましょう。ATsは右上側、横軸のAと縦軸のTが交わるマスで、黄色マスに76と書かれているので、76%の確率でレイズ、24%の確率でコールをすると良いということです。
では、TTのポケットペアの場合はどうでしょう。TTは縦軸のTと横軸のTが交わるマスで、緑色なのでレイズですね。
最後に、K6o(オフスートのK6:K♠︎6❤︎など)の場合はどうでしょう。K6oは左下側、縦軸のKと横軸の6が交わるマスで、白色なのでフォールドになります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れると直感的に見られるようになるので、ぜひ慣れてみてください。
スターティングハンド表(オープンレイズ編)
オープンレイズとは、まだ自分の前に誰もレイズしてない状態で、自分が初めてベットすることです。
オープンレイズできる状況で参加すべきスターティングハンドはポジションごとに違います。アーリーポジションほどハンドレンジを狭く、レイトポジションほどハンドレンジを広げるのが一般的です。
オープンレイズ時のスターティングハンドの考え方とスターティングハンド表は、以下の記事で確認してください。
ポーカーのスターティングハンド表:オープンレイズ編【ハンドレンジ】

自分がオープンレイズできる状況の場合に、オープンレイズで参加すべきかどうかを示したハンドレンジ表の一覧です。ポジションごとに紹介しています。
スターティングハンド表(3ベット編)
3ベットとは、自分の前にオープンレイズしたプレイヤーがいる場合に、自分がさらにレイズすることです。
3ベットのときは、誰かがすでにオープンレイズをしている(=ある程度強いスターティングハンドを持っている)ということなので、さらに強いハンドに絞って参加します。
3ベット時のスターティングハンドの考え方とスターティングハンド表は、以下の記事で確認してください。
ポーカーのスターティングハンド表:3ベット編【ハンドレンジ】

自分の前にオープンレイズしたプレイヤーがいた場合に、3ベットで参加すべきかどうかを示したハンドレンジ表の一覧です。ポジションごとに紹介しています。
スターティングハンド表(4ベット編)
4ベットとは、自分の前に4ベットしたプレイヤーがいる場合に、自分がさらにレイズすることです。
4ベットは、3ベット(=相当強いハンド)に対して行うレイズなので、かなり強いハンドに絞って行うことになります。
4ベット時のスターティングハンドの考え方とスターティングハンド表は、以下の記事で確認してください。
ポーカーのスターティングハンド表:4ベット編【ハンドレンジ】

自分の前にオープンレイズしたプレイヤーがいた場合に、4ベットで参加すべきかどうかを示したハンドレンジ表の一覧です。ポジションごとに紹介しています。
ハンドレンジとは
スターティングハンド表を覚えると、自分がゲームに参加するかどうかの基準として役に立ちますが、相手のスターティングハンドを予想するときにも役に立ちます。
スターティングハンド表も知らないような初心者が相手の場合を除いて、ある程度ポーカーを勉強したプレイヤー同士で遊ぶ場合、相手がアンダー・ザ・ガンからオープンレイズしてきたなら、76sやK8oなどのスターティングハンドではないと予想できるわけです。
このような「各プレイヤーが持ちうるスターティングハンドの範囲」のことを「ハンドレンジ」といいます。
まだポーカーがゲームとして未成熟な頃は、相手の持っているスターティングハンドを当てずっぽうで予想していましたが、近年のポーカーでは、相手の持ちうるスターティングハンドを範囲(レンジ)で想定するのが主流です。まずは、スターティングハンド表に沿って、相手のハンドレンジを絞り、さらにその後のベットアクションによって、さらにハンドレンジを絞り込んでいくのです。
こうして絞り込んだハンドレンジの中で、それぞれのハンドを持っている確率を考えることで、精度の高い予想を実現することができます。
ハンドレンジについては、以下の記事で詳しく説明しています。

ハンドレンジという考え方について詳しく解説しています。
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