ポーカーのブロックベットとは?具体例やメリット・活用方法も解説

ポーカーのブロックベットとは

sponcered by







ポーカーで上達したいなら、Poker Snowieがおすすめ!

Poker Snowieの解説

プロも薦めるポーカー練習ソフト「Poker Snowie」を徹底解説

2021年1月23日

ブロックベットとは

ブロックベットの概要

ブロックベットとは、ポジションがないとき(自分が先にベットしなければいけないとき)に、自分から少額のベットをすることを指します。

言い換えると、チェックすると大きな額をベットされるかもしれない」というときに、自分から少額をベットして、それにコールしてもらうことで、小さなベット額で次のベットラウンドに進むのがブロックベットです。

通常、ベットは「ポットを大きくしたいとき」に行いますが、ブロックベットは「あまりポットを大きくしたくないとき」に行うというのが最大の特徴です。

ブロックベットの具体例

具体的な例を見てみましょう。

状況

さて、このとき自分はオープンエンドストレートドローになっており、Jか6がくればストレートが完成して逆転します。アウツは9枚で、次のターンでアウツを引く確率は約18%です。

ここで、自分がチェックをすると、相手はKのワンペアなので1/2ポットの10ドル程度をベットしてくるかもしれません。そうすると、20ドル + 10ドルで30ドルのポットに対して、10ドルのコールをすることになるので、オッズは3:1となります。このときコールに必要な勝率は25%ですが、アウツを引く確率は18%なので、オッズが合わないことになります。(インプライドオッズなどを考慮すればコールできなくはないですが)

そこで、自分から5ドルをベットしたとしましょう(=ブロックベット)

相手がコールに留めてくれた場合、20ドル + 5ドルの25ドルに対して、自分が5ドルをベットしているので、オッズは5:1となります。このとき必要勝率は約16.6%となり、インプライドオッズを考慮しなくても、充分にオッズがあいます。これがブロックベットです。

ブロックベットのメリット

ブロックベットのメリットを説明します。

良いオッズでドローハンドを引ける

まずは、先ほど説明した通り、良いオッズでドローハンドを引けるというメリットがあります。

自分がストレートドローフラッシュドローのときに、自分がブロックベットを活用して、相手がこちらのハンドを警戒して、ブロックベットへのコールに留めてくれれば、良いオッズでドローハンドを引けることになります。

微妙なハンドのときに損失を減らせる

微妙なハンドのときに損失を減らせるというメリットもあります。

例えば、リバーで、コミュニティカードがK♦︎T❤︎7❤︎5♣︎2❤︎、自分のハンドがA♣︎T♦︎の場合を考えてみましょう。

以下のような場合を考えると、ベットしてリターンを増やしたい状況です。

自分のハンドが勝っている

  • 相手が7のワンペア
  • 相手がTのワンペア(こちらはキッカーがAなので勝っている)

一方で、以下のような場合を考えると、損失を減らしたい状況です。

自分のハンドが負けている

こんなときも、例えば1/4ポットなど、ちょろっとブロックベットをすることが有用です。

相手が7のワンペアやTのワンペアであれば、少額のブロックベットに対してコールしてくれる可能性が高いので、リターンを増やすことができます。

相手がフラッシュであれば、リレイズしてくるでしょうから、フォールドすれば1/4ポットの損失で済みます。チェックして、相手から1/2ポットのベットにコールした場合などを考えると、半分の損失に抑えられています

相手がKであれば、コールしてくれれば1/4ポットの損失で済みますし、リレイズされてフォールドした場合にも1/4ポットの損失で済みます。こちらも、チェックして、相手から1/2ポットのベットを打たれてコールした場合と比べると、いずれも損失が半分です。

ブロックベットの注意点

ショーダウンバリューがあるハンドで行う

ブロックベットは、ブラフではありません。つまり、相手をフォールドさせることが目的ではありません。

そのため、エクイティショーダウンバリューがある(勝つ可能性がある)ハンドで行います。何も考えずに、弱いハンドでブロックベットをするのは、単にチップを損するのでやめましょう。

ブロックベットだと見破られないようにする

ブロックベットだと見破られると、相手はリレイズすることで、こちらをフォールドに追い込むことができてしまいます。

それを防ぐためには、たまには強いハンドでもブロックベットのような少額のベットを行うことが有用です。

つまり、小さな額のベットという行為に、以下の2つのパターンを混ぜることで、相手に読まれにくくするということです。

  1. ブロックベット
    あまり強くないハンドで、ポットを大きくしたくないときに少額のベット
  2. 強いハンドでのスロープレイ
    強いハンドで少額のベットをして、相手にリレイズされたら、さらにリレイズを返す

こうすることで、相手からすると、強いハンドでのスロープレイを警戒して、ブロックベットに対するリレイズが難しくなります。

まとめ

今回は、ブロックベットについて解説しました。

  1. ブロックベットとは?:
    自分から少額をベットすることで、なるべくポットを小さい状態でベットラウンドを進める戦術
  2. ブロックベットのメリット:
    ドローハンドで次のカードを安く引ける、微妙なハンドのときに損失を減らせる
  3. ブロックベットの注意点:
    ショーダウンバリューがあるハンドで行い、たまには強いハンドでも少額のベットをする

以上です。

 

ポーカーで上達したいなら、Poker Snowieがおすすめ!

Poker Snowieの解説

プロも薦めるポーカー練習ソフト「Poker Snowie」を徹底解説

2021年1月23日

「ポーカーと期待値」に戻る

ポーカーでは、期待値がプラスの行動を積み重ねることで、長期的にリターンを得ることができます。ポーカーにおける期待値の考え方や計算方法、期待値をプラスにするための戦術・プレイングについて説明しています。

「ポーカートップと目次」に戻る

ポーカー入門:初心者向けの教科書(トップ)

ポーカーの教科書:テキサスホールデムの遊び方と練習方法

ポーカーの教科書:テキサスホールデムの始め方と上達方法を解説

2020年9月14日

目次

その他

 

sponcered by