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記事の目次
ポーカーのゲーム進行
この記事では、ポーカー(テキサスホールデム)のゲーム進行について説明します。
ポーカーは、ゲーム1回あたり、早ければ数分で終わります。後はそれを気が済むまで繰り返すだけです。
1回のゲームには、4つのベットラウンドがあります。それぞれのベットラウンドでは、少しづつ確認できるカード数が増えていき、自分の役(ハンドランク)が確定していきます。
ポーカーのベットラウンド
各ベットラウンドでは、次のベットラウンドまで残りたければ、一番たくさんの金額を賭けたプレイヤーと同額まで賭ける必要があります。そうでなければ、ハンドをフォールドしてゲームを降ります。この場合、既にベットしたチップはすべて失われます。
ベットラウンドで行うことの詳細は、以下の記事をご覧ください。
プリフロップでやること
(1)スターティングハンドを2枚ずつ配る
それぞれのプレイヤーに2枚ずつ、スターティングハンドが配られます。ディーラーがいない場合、プレイヤーの一人がディーラー役を兼任しましょう。ディーラー役の人のところには、ディーラーボタンを目印に置いておき、ゲームごとに時計回りにまわしていきます。
スターティングハンドは、自分だけが確認して、最後まで誰にも見せないでください。また、自分が賭ける番がまわってくるまでカードは見ないのが一般的です。これは、先に賭ける相手に、表情などで情報を与えてしまうのを防ぐためです。
(2)ブラインドを賭ける
ディーラーボタンの左の人はスモールブラインド(以下、SB)といいます。そのさらに左の人はビッグブラインド(以下、BB)といいます。SBとBBの二人は、決められた金額を強制的にベットしなければいけません。これをブラインドといいます。
ブラインドの金額は、カジノやオンラインポーカーではテーブルごとにレートが決まっています。友だちと遊ぶ場合は、みんなで決めましょう。BBが賭ける額が、それぞれが持っている平均チップ量の50分の1くらいになるように設定するのが良いでしょう。BBは、SBの2倍の額を賭けます。たとえば、SBが1ドルなら、BBは2ドルを賭けます。
(3)ベットラウンドを行う
ブラインドが賭けられたら、1回目のベットラウンドを行います。
ベットラウンドは、SBから時計回りに賭けていきますが、プリフロップではSBとBBが既に強制的にベットしているので、BBの左側の人から賭けていきます。BBの左側はアンダー・ザ・ガン(UTG)といいます。名前の由来は、ゲームで一番最初にベットの判断をするポジションで、みんなから注目されて銃口を向けられているようだからです。
自分のスターティングハンド2枚が弱くて勝率が悪そうだなと思ったら、プリフロップの時点でフォールドします。フォールドした場合、それまでにベットしたチップは戻ってきませんが、どうせフォールドするなら、早めにフォールドしたほうが損が少なくて済みます。
ベットラウンドが終わったら、残ったプレイヤーでフロップに進みます。もしも、この時点で一人を除いて、全員がフォールドしていたら、その時点で残ったプレイヤーがゲームの勝者となり、ポット(みんなが賭けたチップ)を総取りします。
フロップでやること
(1)場に3枚のコミュニティカードをめくる
ディーラーは、場に3枚のコミュニティカードをめくります。
ポーカー(テキサスホールデム)では、自分のスターティングハンド2枚と場のコミュニティカードで役をつくるので、すでに5枚が決まっており、早ければ、ここで既にワンペア・ツーペア・スリーカードなどの役があるプレイヤーも出てきます。「スターティングハンドはそこそこ強かったはずなのに、役が全然ない!」なんてことも。
また、「あと1枚でストレートやフラッシュ!」という人もいるでしょう。これをストレートドロー、フラッシュドローの状態と呼びます。
相手のハンドを予想しながら、自分が勝っていそうか、負けていそうかを考えます。
(2)ベットラウンドを行う
フロップで、2回目のベットラウンドを行います。
自分が一番数字の大きなワンペアを持っていて一番強いと思うからベットする、フラッシュドローの人をここでフォールドさせたいから大きくベットするなど、駆け引きが行われます。
ベットラウンドが終わったら、残ったプレイヤーでターンに進みます。先ほどと同じく、この時点で一人を除いて全員がフォールドしていたら、その時点で残ったプレイヤーがゲームの勝者となり、ポットを総取りします。
ターンでやること
(1)場に1枚コミュニティカードを追加する
ディーラーは、場にさらに1枚のカードをめくって追加します。コミュニティカードは合計4枚になります。それぞれのプレイヤーは、自分のハンド2枚とコミュニティカード4枚の中から5枚で役をつくります。
あとはリバーでもう1枚が追加されるだけなので、ターンでは、すでに全7枚のうち6枚が分かっている状態です。リバーでの大逆転もありえますが、ターンの時点で、誰が勝つ確率が高いかは、概ね決まってきます。
(2)ベットラウンドを行う
コミュニティカードを1枚追加したら、3回目のベットラウンドを行います。
自分が勝っていると思う人は、さらにベットしていきます。自分が負けていると思う人は、最後の1枚に期待してベットして残るのか、諦めてフォールドするのか、強い役が揃ったふりをしてブラフベットをするのか、選択を迫られます。
ベットラウンドが終わったら、残ったプレイヤーでリバーに進みます。繰り返しになりますが、この時点で一人を除いて全員がフォールドしていたら、その時点で残ったプレイヤーがゲームの勝者となり、ポットを総取りします。
リバーでやること
(1)場に1枚コミュニティカードを追加する
ディーラーは、場にさらに1枚のカードをめくって追加します。コミュニティカードは合計5枚になります。それぞれのプレイヤーは、自分のハンド2枚とコミュニティカード5枚の中から5枚で役をつくります。
これで全てのカードが出揃ったことになります。言い換えると、自分も相手も最終的な役が決定しているということです。これまでの相手の行動を振り返りながら、相手の役を予想しましょう。
(2)ベットラウンドを行う
最後となる、4回目のベットラウンドを行います。
自分の役が勝っていると思えば、さらにベットしていきます。また、この時点で役がなければ、ほぼ相手のハンドには負けているでしょう。そのときは、諦めてフォールドするのか、役が揃っているふりをしてブラフすることで、相手をフォールドさせるのかを考えます。しかし、相手に強い役が揃っていれば、ブラフしてもフォールドしてくれませんから、損が膨らむだけになります。リバーでは、相手の役を予想することが、とにかく重要です。
これまでと同じく、この時点で一人を除いて全員がフォールドしていたら、その時点で残ったプレイヤーがゲームの勝者となり、ポットを総取りします。
ショーダウンでやること
スターティングハンドを公開する
4回のベットラウンドを終えて、2人以上のプレイヤーがまだ残っている場合、最後にショーダウンを行います。
ショーダウンとは、文字通り、お互いのスターティングハンドを公開することを指します。それぞれのスターティングハンドを公開して、一番強い役を揃えていたプレイヤーがポットを総取りします。どの役が強いかは、以下の記事で説明しています。
ブラフをしていた場合は、この時点でブラフをしていたことがバレてしまいます。それを避けたい場合は、リバーのベットラウンドでフォールドしておく必要があります。
オールインしていたプレイヤーが勝利した場合
オールインというのは、いずれかのベットラウンドにおいて、自分の所持しているチップをすべてベットすることを指します。
通常、ベットラウンドでは、最高額を賭けたプレイヤーと同額までベットしなければ、次のラウンドに残ることができません。しかし、誰かが100ドルをベットして、自分のチップが40ドルしかない場合は、どう頑張っても最高額と同額をベットすることができません。このとき、40ドルをオールインすることで、ショーダウンまで参加し続けることができます。
オールインをしたプレイヤーが勝利した場合、自分がベットした額までしか受け取ることができません。たとえば、そのゲームで合計80ドルをベットしていたのであれば、ショーダウンでゲームに勝利しても160ドル(自分がベットした80ドル + 同額の80ドル)までしか受け取ることができません。残りのチップは、2番目に強い役を揃えていたプレイヤーが受け取ります。
まとめ
以上が、ざっくりとしたポーカーの流れです。
復習すると、1ゲームにはプリフロップ、フロップ、ターン、リバーという4つのベットラウンドがあります。それぞれのベットラウンドで、最高額をベットしたプレイヤー以外はゲームを降ります。最高額をベットしたプレイヤーが2人以上いるとき、次のベットラウンドに進みます。
各ベットラウンドでは、コミュニティカードが徐々にめくられていき、最終的な役が徐々に確定していきます。その過程では、思いも寄らないカードがめくれて、強さが逆転することもあります。この間、常に相手のスターティングハンドや役を予想しながら、ベットしていきます。
最終的に、2人以上がショーダウンまで残った場合、それぞれのスターティングハンドを公開して、強い役を作っていたプレイヤーがポットを総取りします。
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