ハードコア・ヒップホップとは
ハードコア・ヒップホップとは、リリックの内容が過激・硬派なヒップホップを指します。
ラップはもともと、ブロックパーティーを盛り上げるためにDJの横で喋り続けたMCが起源となっています。そのため、パーティーを盛り上げたり、自分の遊びっぷりを自慢するようなリリックの曲が多かったのですが、レコードとしてリリースされるようになっていくと、メッセージを伝える手段としても認識され、やがて黒人コミュニティの貧困やクラックコカイン等のドラッグによる地元の荒廃、犯罪、警官の汚職といった社会的な主張を乗せたものが出てくるようになりました。
このような政治・社会的な主張を乗せたものや、ストリートの犯罪や貧困などを歌ったもの、西海岸で誕生したギャングスタラップなどを含めて、ハードコア・ヒップホップと呼ばれるようになりました。
ラップは、このように「パーティーソング」という側面と「メッセージを主張する手段」という側面を両方持っているため、後者を重要と考えるラッパーは、前者に重きを置いて活動するラッパーをセルアウトだとディスすることもあります。
written by @raq_reezy
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