ポーカーにおける適切なポットサイズとポットコントロール

ポーカーのポットサイズコントロール

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ポットサイズとは

そもそもポットとは

ポットとは、ポーカーのゲームにおいて、すでにベットされたチップを指します。

ベットされたチップは、テーブルの中央に集めておきます。このチップは、すでにベットされているので、フォールドしても戻ってきません。

ポットサイズとは

ポットサイズというのは、ポットのチップ量のことです。

「ポットサイズが大きい」というのは、みんながたくさんベットして、ポットのチップ量が多い状態です。「ポットサイズが小さい」というのは、その逆で、みんながあまりベットせず、ポットのチップ量が少ない状態です。

このポットサイズを自分のハンドの強さに応じてコントロールしようというのが「ポットコントロール」という概念です。

ポットコントロールにおける基本

ポットサイズのコントロールにおける基本はシンプルです。

  1. 自分のハンドが相手よりも強いときはポットサイズを大きくする
  2. 自分のハンドが相手に勝っているか微妙なときはポットサイズを小さくする

勝っているときはポットサイズを大きく

自分が勝っているときは、なるべくポットサイズは大きくしたいところです。

なぜなら、ポーカーにおいてポットは勝者が総取りするからです。

極論、自分がナッツのハンドを持っていれば、ポットは全て自分のものなので、可能な限り、相手からチップを引き出して、ポットサイズを大きくしたいということになります。

微妙なときはポットサイズを小さく

自分のハンドにショーダウンバリューはあるけれど、勝っているか微妙なときは、なるべくポットサイズを小さくします

なぜなら、相手に負けていた場合、ポットを総取りされてしまうからです。

勝っているか微妙なときというのは、例えば、以下のようなケースを指します。

自分のハンドの強さではなく、相手に勝っているかを考える

ポーカーにおいて大切なのは、相手のハンドに自分がどのくらいの確率で勝っているかを考えることです。

これは自分のハンドの絶対的な強さとは切り離して考えなければいけません。

たとえば、自分のハンドが55でも相手が22なら勝率は高いですし、自分がAKでも相手がAAなら勝率は低いです。

初心者のうちは、相手のハンドをあまり考えずに、「やっと強いスターティングハンドを引いたからフォールドしたくない」とずるずるベットしてポットサイズを膨らませたりしがちです。

ポーカーで一番チップを失いがちなのは、自分のハンドが弱いときではなく、自分のハンドが強いけれど、相手のハンドがさらに強いときです。

大切なのは、相手のハンドと自分のハンドを常に相対的に考えることです。相手がどのようなハンドを持っていて、自分がどのくらい勝っていそうかを考えながら、適切なポットサイズを目指すようにしましょう。

ポットサイズを小さくする方法

続いて、実際にポットサイズをコントロールする方法について説明していきたいと思います。

まずは、ポットサイズを小さく保つためにできることです。

チェックする

ポットサイズを小さくするために一番簡単なのは、チェックすることです。相手もチェックバックしてくれば、ポットサイズが膨らむことなく、次のベットラウンドに進むことができます。

コールする

相手のベットに対して、リレイズをせずにコールに留めるのも、ポットサイズをなるべく小さく保つのに有効です。

ブロックベットする

ブロックベットとは、チェックではなく、自分から小さくベットする手法です。

自分からベットをするというアグレッシブさがあるので、チェックするよりは、相手はこちらのハンドを警戒してくれる可能性が高く、自分のベットに対して、リレイズをせずにコールに留めてくれる可能性があります。

そうすると、少額のベットで次のラウンドに進むことができます。

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たまに強いハンドでスロープレイを見せる

弱いハンドのときだけチェックやジャストコールをしていたのでは、自分のチェックやジャストコールは弱いハンドだと相手に伝えることになってしまい、相手はブラフなどでバシバシとベットできてしまいます。

そのためには、たまに強いハンドでのスロープレイを混ぜるのが効果的です。そうすることで、自分がチェックやジャストコールに留めているときでも、相手はこちらのハンドが強い可能性を考慮する必要が生じます。

ポットサイズを大きくする方法

続いて、ポットサイズを大きくする方法です。

ベット・レイズする

ポットサイズを大きくする一番基本的なプレイングは、ベットやレイズをして、相手にコールしてもらうというものです。

自分のハンドが勝っているのに、相手がベットやレイズにコールしてくれるのだろうか?と疑問に思われるかもしれませんが、たとえば、自分がトップペアのとき、相手はセカンドペアを持っていたり、この後にフラッシュやストレートが完成する可能性があるといった場面でコールしてくれることがあります。

もしくは、自分がスリーカードなどを持っていて、相手がトップペアやツーペアのときも、コールをもらえる可能性が高いです。

チェックコール・チェックレイズする

ポットサイズを大きくする方法としては、チェックコールやチェックレイズもあります。

これは相手がアグレッシブにベットしてくるプレイヤーだと分かっているときに、一旦チェックしておいて、相手のベットに対して、コールやレイズすることで、ポットを大きくしていく手法です。チェックレイズは、相手からすると、一定額をベットしてしまった手前、レイズに対してフォールドするよりもコールする方が期待値が良くなることが多く、相手からさらにチップを引き出すことができます。

一方で、自分のチェックに対して、相手もチェックしてきた場合は、全くポットサイズを大きくできないというデメリットがあります。そのため、一般的には自分のハンドが強いときは、自分からベットしていくのがセオリーです。

まとめ

今回はポットサイズのコントロールについて説明しました。

  • ポットサイズの基本は:
    自分が勝っているときはポットを大きく、微妙なときはポットを小さく
  • ポットサイズを小さくする方法:
    チェックやコール、ブロックベットを使う
  • ポットサイズを大きくする方法:
    自分からベットやレイズをしてコールしてもらう、チェックコールやチェックレイズを使う

 

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